プラハの幼子イエス像（Pražské Jezulátko）は、カトリック教会で非常に重要な宗教的遺物であり、プラハのマラー・ストラナ地区にある聖母マリア勝利教会（Kostel Panny Marie Vítězné）に安置されています。 この像は、16世紀にスペインで作られたとされ、後にボヘミアに持ち込まれました。 幼子イエス像は、幼いキリストを象ったろう人形で、約47センチの高さがあります。この像は、豪華な衣装をまとい、王冠をかぶっています。 特に、病気の癒しや平和の象徴として、多くの信者によって崇敬されています。像は季節や特別な行事に合わせて異なる衣装を着せられ、その数は数百点に上ります​。 聖母マリア勝利教会は、1613年にカルメル会修道士によって建設されました。 この教会はバロック様式の美しい内装で知られ、特に幼子イエス像が安置されている祭壇は見どころの一つです。 また、教会内には幼子イエス像の歴史や奇跡に関する展示が行われている博物館もあります​ 。